最終話 黒の恐怖！毒牙の1パット

パワーだけがすべてではない事を知った1人レンジャー赤（レッド）。

優雅さを取り入れるため、1人レンジャー紫（パープル）とマイアミで満喫・・・否、修行中。

なかなか優雅さを取り入れることが出来ず落ち込む1人レンジャー「赤（レッド）」。

そんな中、楽しそうに遊んでいる人たちを眺めて現実逃避をしているとき足元に違和感が。。。

しかし、何もなく不思議に思いながら練習に励んだ1人レンジャー「赤（レッド）」。

レッド「必殺パープルチェリー！」

パープル「やった♪」

全身の力が抜け優雅に振り抜いた様は、まるで澄み切ったカリブ海のような清々しいスイングだった。

自信がついた1人レンジャー「赤（レッド）」は、フロリダのゴルフ大会に参加した。

順調にスコアを伸ばし意気揚々と16番ホールに入ったとき・・・

「うぉ！」

そこには、まるで門番の様な振舞をした蛇のモニュメントが・・・

1人レンジャー「赤（レッド）」は、そのモニュメントに恐怖を感じながらも

観客にはヒーローの振舞を魅せ、何とか18番ホールのグリーンまでたどり着いた。

キャディのパープルとライン読みをしていると、またも足元に違和感が・・・

こいつは！毒蛇男ではないか！

そう、あのモニュメントの正体は毒蛇男だったのだ！

毒蛇男は、1人レンジャー「赤（レッド）」を毒牙で攻撃すると思いきや

なんと蛇のようにうねって、まるで秋の様な哀愁漂う枯れたグリーンに変えてしまったのだ！

1人レンジャー「赤（レッド）」は、規定違反ではないかと競技委員に訴えたが

ひーひー（ノーノー）としか言わない！そう競技委員は黒いヤツラだった！

くそー、黒いヤツラも気付かれないように大人しくしていたのか！

まるで万華鏡の様にぐるぐるとしたグリーンに目を回しているとき、その万華鏡の中から

まるでハリウッドスターかのように歩み寄ってきた黒い影が！

そう彼を知っている。待っていたぞ、1人レンジャー「黒（Black）」！

彼の放ったパットは、71ヤード先でも1パッドで沈める「必殺ブリリァントライトロード」で、枯れてうねったグリーンを

常夏の穏やかなグリーンに変えてカップに沈めたのだ！

決めろ！僕らの1人レンジャー黒(Black)！！負けるな僕らの1人レンジャー黒(Black)！！

1人レンジャー達は、負けても負けても挑戦してくる黒いヤツラの姿をみて

ゴルフは終わりなきスポーツなのだと感じとっていた。

これからも1人予約を使い、テクニック、メンタルを鍛えてゴルフを楽しくしようと思ったのであった。